終活カウンセラーの視点

墓石・仏壇の元営業。終活カウンセラー。お葬式や宗教に関する裏話とか。

終活が必要となったわけ

なぜ終活をする必要があるのでしょうか?

戦後になって日本の社会は大きく変わりました。医療の発達による「長寿化」、仕事での転勤や都会での就職による「核家族化」、モノを買えば幸せになると感じるような「消費社会化」、自分らしさを求めることによる「選択肢の多様化」といったような、さまざまな変化がありました。

日本が豊かになり、モノやサービスが溢れる幸せな社会と思われますが、実は老後の長期化による問題が起こっています。

生活資金の不足、医療費や介護費用の増加、所得格差、情報が溢れ返っていて何を選択してよいの分からないといったマイナスの部分も大きいのが現状かと思います。

昔は、家族や地域のつながりが今よりも強く、結婚式やお葬式をはじめ多くのことは地域で協力し合うことで解決することができていました。しかし、現在はそんなわけにはいきません。老後の生活や自分の最後を望むかたちにして迎えるためには、自分で知識をつけて自分で解決しなくてはならないことがほとんどになってしまったのです。

プライバシーを重視するあまりに家族や地域とのつながりはこれからますます薄くなっていくものと思います。とても寂しいことですが仕方ないのかもしれません。

そんな社会情勢の中で、自分の老後の生活や死んでしまったあとのことについて事前に決めておこうという考える人が増えてきました。いわゆる「終活」ですね。

「終活」は自分が元気なうちにしておくことが理想的です。

もっと先になって考えればいいと思われる方がほとんどでしょう。ですが、高齢になればなるほど「認知症」のリスクが高まってきます。2025年には65歳以上の高齢者のうち5人に1人は認知症になってしまうのではないかともいわれています。

また、認知症は高齢者ばかりが心配する病気ではありません。65歳以下でも認知症を発病する「若年性認知症」ともいわれるアルツハイマー病も増えており、働き盛りの40代50代の方にもリスクはあります。アルツハイマー病の場合、若い方のほうが進行が早いとも言われています。

自分の意思を自分で伝えられる気力も体力も元気なうちに、「まだ自分は大丈夫。」と過信している今こそ、自分の希望や要望を決めておくことがとても重要です。また、それをきちんと周りの人に伝えておくことも大事になってきます。

そういう私自身まだ40代ということもあり、「自分は大丈夫。」と過信している1人ではありますが、いつ誰もがそうならないとも限らないのです。

今から少しずつ終活をしませんか。